2011-08-27

男性の美容外科の不思議

美容外科というと、女性専門の医療行為と捉えがちですが、男性専門の美容外科も存在しています。その他の治療として、男性の美容外科特有ともいえる、医療植毛や泌尿器科と併設したところが多くみられるのも特徴的です。中には、皮膚が弱いために毎日の髭剃りがつらく、肌の負担を減らすために脱毛をしたという男性もいるようです。意外だったのが、人気ランキング第2位の脱毛です。ですが、女性と男性では、美容外科に受信する理由が大きく異なるというのが現状のようです。


美容外科をかかげる病院内に、包茎手術などの泌尿器科的な施術が含まれるのは、ひとえに男性の美意識が下半身に向いているということがあるのかもしれませんね。男性も女性も、格好のいいスタイルを手に入れたいという願いは共通のものだとは思いますが、男性の場合、2008年から始まった「メタボ検診」によって、会社によっては職場での罰金制度が導入されるなど、仕事に支障をきたす可能性がでてきたことも大きくかかわっているのではないかと思います。実際に、美容外科にはそういうイメージがつきものでしょう。男性の女性化が叫ばれていますが、様々な症例をみてみると、男性が美容外科に足を運ぶ理由はそれだけではないということがよくわかりますね。脱毛といっても、女性の脱毛のようにツルツルにしてしまうのではなく、あくまで毛根の数を減らすというスタイルが中心のようです。


体毛を気にする男性は意外に多いらしく、中でも口髭の脱毛は人気があるようです。同じ施術でも、女性の脂肪吸引は「メタボリック」という名前がついていません。その治療内容と言うと、女性の受ける治療と同じような脱毛や美容整形や脂肪吸引、わきがの治療ももちろんあります。これからも、美容外科での男性の脂肪吸引のニーズは高まっていくことが予想されます。また、肥満の人に関しては、最初から採用しない企業も出始めているといいます。


罰金をとられ続けるよりは、一気にメタボを解消したいという考えの人は少なくないでしょう。ここでの人気治療ランキングは、1位がメタボリック脂肪吸引、2位がレーザー脱毛、3位が医療植毛となっていました。兵庫県の神戸にある泌尿器科・美容外科のクリニックのホームページには男性のイメージする美容外科が「変身願望がある女性の病院」という風に書かれています。大手の美容外科である、湘南美容外科も「Men's SBC」という愛称で男性専門の美容外科外来を行っています。女性の外見的なコンプレックスが顔やスタイルに集中しているのに対して、男性のコンプレックスは男性器に集中しているようです。

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